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■2009/2/10 春を待つ着物
・最近、仕事で着物をたくさん見る機会がありました。
着物の華やかさに、うっとりしてしまいました。 着物を見ると、いつも京都の亡くなった祖父を思い出します。 母方の祖父が、京友禅の捺染工場を経営していましたので、幼い頃より染物には慣れ親しんできました。 京都には昔から捺染工場が、たくさんあったのですが、今では随分少なくなってしまいました。実際祖父の工場も、祖父亡き後は閉鎖になってしまいました。本当に残念です。 ここ石川県では、なんといっても加賀友禅です。 京友禅は色鮮やかなのに対して、加賀友禅は色味が落ち着いていて、「シック」という言葉がぴったります。 関西は派手な色が主流ですし、私も派手な色を好んでいましたが、加賀友禅を知ってからは、加賀友禅の方が魅力的だと思うようになりました。 薄紫色、薄緑色、淡いブルーなどを、地の色とする加賀友禅。 長く厳しい北陸の冬で、春を待ち望む色のように思えます。 以前手描き友禅の工房で、作品を間近に拝見したことがありますが、一筆一筆、丹精込めて描かれた着物は、本当に素晴らしいものです。お値段のほうは、一着がウン十万円以上。手描きですので、それだけの価値はあります。 私はまだ加賀友禅の着物は着たことがなく、一生のうち一度は着てみたいですが、着る機会がなかなかないですねえ・・・。 おめでたい席などに出席することがありましたら、今度は加賀友禅の着物に挑戦してみたいです。 でもきっと買うよりも貸衣裳になるだろうなあ・・・。(続く) (写真)晴れた日の白山。
(ブログ)
2009/02/10 21:50
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