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■2009/04/14 故・恩師のこと
・奈良を訪れると思い出すのが、学生時代の恩師である
杉村 尚先生のことです。 平成16年年3月に81才でお亡くなりになってしまいましたが、今でもお元気でご活躍されているように思えてなりません。 学生時代の仲間たちと一緒に、奈良市内のご宅にお邪魔したこともありました。 広いご自宅の庭に、数多くの先生の彫刻作品が置かれていました。教育者としての仕事をなさりながら、精力的に彫刻を制作されていました。また長年、日展の重鎮として活躍されていました。 平成10年春、先生が勲三等旭日中綬章を受賞され、京都で祝賀会が開かれたのですが、そのときお会いしたのが最後でした。 いつも穏やかで、微笑みを絶やさない方で、アルカイックスマイルの飛鳥時代の仏様のような方でした。 平成15年の秋に、先生のホームページを見つけ、リンクさせていただきたいとのメールを、管理会社の全日本美術新聞社に送りました。 その時すでに先生が病床に臥せっておられるなどということは、まったく知りませんでした。 先生のサイトを、リンクさせていただくだけでよかったのですが、先生のサイトのトップページにも、私の旧サイトをリンクしていただきました。 それからほどなく、先生の訃報が届きました。 病床に臥せっておられたにもかかわらず、最後まで教え子のことを思っていてくださったのだなあ・・・と、感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。 散華美術館HPを見ると、東大寺大仏殿にある灯篭のレリーフ(浮き彫り)をもとに、そのレプリカを制作されていたようです。 今月3日、奈良の東大寺を訪れたときに、灯篭の写真を何面も撮りました。(写真) 灯篭のレリーフは、楽器を奏でる仏たちです。私も「音楽を奏でる飛天」の本を昨年出しましたが、先生の目に見えない導きもあったのかもしれない・・・と思うこの頃です。
(ブログ)
2009/04/14 19:21
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