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■2008/7/29 斑鳩の里を思う①
・夏になると奈良に行きたくなります。
斑鳩の里、法隆寺が私はとくに好きです。 2003年真夏の炎天下、法隆寺の境内を歩いたことを、思い出していました。 夢殿に通じる長い境内を歩いておりますと、境内のすぐ隣が民家になっているのです。 奈良は京都と違って、境内と民家の境界が接しており、民家と寺院が溶け込んだような雰囲気の町です。 私が生まれ育ったのは、京都・東寺の近く。五重塔を毎日眺めて育ちました。 まだ私が幼かった頃は、自宅の二階から東寺の五重塔が見えました。 近くに3階建ての建物が建ったため、見えなくなりましたが、東寺までは歩いて5分ほどの距離でした。 しかし斑鳩の里を訪れたとき、京都の町中の喧騒とは違って、このようなのどかなところで、法隆寺の五重塔を眺めながら暮らせる人は、うらやましい・・・とツクヅク思ったものです。 小説家の幸田露伴氏の娘さんで、作家でもある幸田文さんは、私の好きな作家さんの一人です。 とても品のある文章を書かれる方で、幸田文さんの著書を昨年はよく読みました。 作家としてスタートされたのは、幸田露伴氏が亡くなられた後の45才のときだったでしょうか。 幸田文さんは65才のときに、法隆寺のすぐ近くにある、法輪寺(通称・三井寺)の三重塔の再建に 尽力されたと聞いています。その時、斑鳩の里に住まわれていたとか。なんともうらやましい話です。 この夏、斑鳩の里をまた訪れてみたくなりました。 法隆寺の境内に身を置いて、古の空気を感じてみたい・・・と思う今日この頃です。 (写真)右上:2003年夏に撮影。奈良・白亳寺。下:同じく2003年撮影。猿沢の池から望む興福寺の塔。
(ブログ)
2008/07/29 08:36
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