1999年6月のギャラリー
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この2点の作品は平成11年1月に制作したものである。
もとのフアイルのサイズはA3の大きさだが、
インターネットの画面では細部が見えにくいと思う。
「Autumn」
は石川県辰口町の公園を描いたもので、秋の紅葉の時期に訪れたときに
スケッチしておいたのを、後で仕上げた。
それぞれの部分にフイルターをほどこしてある。実際出力したものと、インターネット
の画面でみるのとかなり感じが違うので、ちょっと残念だ。
「Winter」
は小学校の広場を描いたものだ。
平成11年1月上旬、大雪の次の日、快晴であった。午後訪れたこの広場で、
偶然目にした光景を描いてみた。
大勢の子供たちが学校の昼休みに、そり遊びや雪遊びに興じている。
雪国ならではの光景だ。
それぞれがカラフルなウエアを着ており、真っ白な雪にそれらが映えて、
とてもまぶしくて、おもわずその場でスケッチをした。
「キャーキャー」という子供たちのにぎやかな声が聞こえてきそうな、そんな
作品に仕上げてみたかった。
「飛天」
とは天界に住む神の使いである。古代から日本だけでなく
もともとはインド、中国などでよく仏画に描かれてきた。
花びらをまきながら、自由自在に天を飛び回る。
さしずめ西洋ではエンジェルのことだろうか?
「飛天」の絵のもとになっているのは、中国を以前旅したときの切り絵細工
のおみやげ品である。4〜5枚セットで安く売っていたものだが、とても
気に入って大切にしていた。
切り絵細工ももとは古い仏画を手本にして作っているのだが、とても躍動感
のある細工物でモダンな感じがするものだ。
それをもとにして最初アクリルグワッシュで3点ほど描いてみた
のだが物足りず、コンピューターを使って一から描きなおした。
どちらも豊満でふっくらした私流の飛天を描いてみたかった。
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