2000年9月のギャラリー
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「Sujata/スジャータの供物」
苦行を捨てたシッダールタに、一杯の乳粥を捧げたスジャータの物語は
有名である。
良き結婚と出産をという、村の牛飼いの娘スジャータの願いがかなって、そのお礼にと、
神（シッダールタ）に捧げたのが、濃厚な乳粥であった。
シッダールタはこの乳粥を食して後、ほどなく覚者
“ブッダ”となったといわれている。
ここでは色数を極力抑えて、乾いたインドの風土の色である土色を主体に用い、
背景の夕焼けに溶けこませてみた。
｢The moon in Moscow/モスクワの月｣
モスクワの風景を思い浮かべるとき、「赤の広場」や「エカテリーナ宮殿」が
浮かんでくる。独特のフｵルムの屋根が印象的だ。
また、ロシアで思い浮かぶのが、映画「ひまわり｣にでてくる
広大なひまわり畑だ。
私の大好きな女優ソフｲア・ローレンと共に、
その映画に出ていた、リュドミラ・サベリーエワというロシアの女優さんの
青い瞳も印象的だった。
ここでは青い瞳をもつロシアのコルホーズの女性を描いてみた。
秋の夕暮れに浮かぶおぼろ月とモスクワの寺院を
背景に、哀愁の漂う作品に仕上げてみた。
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