2001年4月のギャラリー
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「Inari / 稲荷初午」
京都伏見稲荷大社の初午(はつうま、平成13年2月12日)の日に訪れたときの、
心象風景を描いてみた。
伏見稲荷大社は京都の生家の氏神で、幼い頃から両親に連れられてよくお参りに行った。この作品の風景は私の幼い頃見た風景でもある。
妖気漂う山の奥に、神の使いである狐が住んでいると子供心に信じていた。
実際、幼かった私はそこで狐を本当に見たことがある。
狐塚のある小さな祠(ほこら)の穴から、顔をのぞかせていたのだが、
あれは確かに狐だった。大人になるとともに、狐を見ることもなくなったが、忘れることのできない思い出である。
ず〜っと続く朱塗りの鳥居のむこうは、稲荷山へと通じている。
初午は狐たちのお祭りである。
「InariU / 稲荷初午U」
延々と続く鳥居は稲荷山へと通じている。
稲荷山には数多くの祠があり、お参りしながら歩いて登るのだが、
下山するのに2時間くらいかかるだろうか?
随分以前に一度だけだが、歩いて登ったことがある。
そこはうっそうとした森が続いた、超現実の世界で、本当に狐の化身や稲荷の神様が現れてきそうな雰囲気である。
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