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■2008/11/19 泉鏡花文学賞授賞式
・石川県は昨日から冬型の気候となりました。
冬の雷が鳴り響き、あられが降り、真っ黒な雲が空低くたれこめています。 またいやな冬がやってきます。 今日も悪天候の中ではありましたが、金沢まで車を走らせて「泉鏡花文学賞授賞式」に出席してきました。 自宅から金沢の中心街にある会場まで車で35分。思ったより早くに着けました。 今年の受賞者は芥川賞作家の南木佳士さんと、美術家の横尾忠則さんです。 横尾さんの受賞作「ぶるうらんど」は、泉鏡花文学賞が決まってからすぐに読みました。 夫婦の会話を通して、死後の世界から現世を見つめるという、横尾さんならではだなあ・・・と思える作品です。 夫婦の会話が文章の大半を占めているので、あっというまに読めてしまいました。 横尾さんの書かれた本は、今までにもたくさん読みましたが、どの作品にも「死」という テーマが描かれています。それは横尾氏の絵画作品にも色濃く描かれているようです。 横尾さんにお目にかかるのは初めてです。感激しました! 横尾さんの挨拶がまたユーモアたっぷりで、堅苦しい会場の雰囲気を和ませていました。 72才になられるとは思えない、お若い感じです。 来年8月には金沢21世紀美術館で、個展を開催される予定だそうです。 2003年に京都国立近代美術館での個展は拝見しましたが、今度の個展もすごい規模の展覧会になることまちがいないでしょう。 選考委員で作家の五木寛之さん、同じく作家の村松友視さん、村田喜代子さん他の方々もこられており、それぞれの方が演壇で挨拶されていました。 五木さんは奥様が金沢の方で、以前金沢に少しの間、住んでおられたこともあるせいか、 金沢の宣伝マンのような方なのですが、お話がとても上手なのに感心しました。 (作家さんなので、当たり前といえば当たり前です) 金沢市が主催する文学賞なので、金沢市長、市議会議長、市議会議員も大勢出席してました。 受賞者の賞金や選考委員のギャラだけでなく、式を行うだけでも結構お金かかってるでしょう。 この賞も36回目だそうです。 金沢市立の21世紀美術館といい、金沢市って結構文化方面にお金を出してますね。
(ブログ)
2008/11/19 21:20
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