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 トップ > 知識ベース  備忘録のようなメモ書き集です。

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2011/01/07 11:07
4. 無縁社会

社会と言う葉自体が人の繋がり、縁を表しているものですから、それを否定する無縁を社会の頭につけた無縁社会という言葉は、修辞矛盾を抱えた言葉だと考えています。このようなセンスのない言葉、別の見方をすればセンセーショナルな言葉がいつどこで使われ始めたのか、興味があります。

この言葉を日本で広く知らしめたのはNHKが2010年に放送した「報道プロジェクト・あすの日本」だったようです。その年のユーキャン新語流行語大賞のトップテンになったことからも、衝撃的な新語であったことが伺われます。授賞者はNHK「無縁社会」制作チームとなっています。受賞者の紹介ページ(http://singo.jiyu.co.jp/nendo/2010.html)にはこうあります。

今年多くの日本人を驚かせたのが「所在不明高齢者」の問題だったが、「家庭崩壊」が叫ばれるようになってすでに30年、孤独死は30代など若い世代にまで広がり、親と子のあいだで「児童虐待」はさらに深刻化している。この社会は「血縁」や「地縁」といった絆を失ってしまったのか。NHKによるそのキャンペーン報道は、悲しいことにタイムリーすぎる内容だったと言わざるを得ない。

無縁社会とは、人と人との繋がりが希薄になっていることを殊更に強調した言葉であるように思えます。極端でセンセーショナルに過ぎるきらいがありますので、私としては疎縁社会ぐらいが適当かと考えます。疎遠ではなく疎縁です。

縁の粗密を問題にした、「疎遠」に掛けた造語です。「縁が薄い」と言うように縁については濃い、薄いと表現すべきかも知れませんが、濃縁のうえんではノー縁に語感が通じますので、疎縁としたわけです。


(知識ベース) 2011/01/07 11:07

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