数独のルールは非常に単純です。そのため、プログラミングの入門用課題として、非常に適していると考えます。私自身、数独の問題を鉛筆片手に解くだけでなく、ＰＣに解かせてみたくなりました。

数独の単純なルールから、数独の解法を導いてみました。

数独パズルを解くための最初の手順を PHP プログラムで記述しました。

手順２の記述に入る前に、81個のマス目の状態を確認するためのコードを書き加えてみます。

例題では、いくつかのマス目には、最初から確定した数字が入っています。マス目には候補値の組だけでなく、確定値も設定することで、初期状態を記述します。

数独の解法手順２、３の記述です。プログラムにより作業が自動化されますが、鉛筆を持って実際に解いている感覚がしないこともありません。

解法手順４をコード化しました。例題を実行させたところ、５つのマス目に入る数字が確定しました。

解法の手順を一度実行するだけでは、すべてのマス目が確定するわけではありません。一つでもマス目に確定値が見つかったら、再度手順を実行することで、新たな確定値を探します。

数独の解法手順を単純に適用するだけでは解けない、難易度の高い問題もあります。解くには、ひと工夫が必要になります。

難易度の高い問題では、候補値から選んだ数字を仮の確定値として解法を適用することで、解答を探します。まずはソースコードを見てみましょう。

ソースコードの解説です。関数の再帰的呼出しがややこしいかも知れませんが、慣れると簡便な記述です。

マス目に入る数字を仮に設定することで難易度の高い例題を解いてみました。プログラムの実行結果です。途中経過も表示されていますので、プログラムに記述されている手順を理解するための助けとなるでしょう。

数独解法プログラムをJavaScriptで実装しました。